卑弥呼は楯築の大王の娘か?


180年頃、楯築弥生墳丘墓が造られた。

倭国最大級で双方中円墳という独特な形をしていた。

グルリには、二段に葺石が敷かれ、円丘部の中心に大王の棺が埋葬され、

それを囲むように二重にストーンサークルを配した。

その中心では、弧帯文石や特殊器台・特殊壺を並べ、若く美しい娘が祭祀を執り行っていた。

まるで楯築の上で舞っていたかのように . . .

 

各国の王達は、巨大で特異な王墓と弧帯文石や特殊器台に度肝を抜かれたことだろう。

単なる巫女を、初代統一王に据えるというのは甚だ考えにくい。

祭祀を行っていた若く美しい娘は、大王の身内だったに違いない。

王の系統でなければ、王にはなれないと思うのだが . . .